2020年12月3日 / 最終更新日 : 2020年12月3日 ignis 2020年 No.165 立葵 画 題:立葵(たちあおい) 制作年:2020年12月2日 大きさ:240mm×240mm(S2) 素 材:シナ合板4mm(パネル仕様13mm) ——画像をクリック(タップ)すると拡大します—— 裏面の表記: サイン、画題、制作年
2019年3月10日 / 最終更新日 : 2019年6月12日 ignis ・水の記憶シリーズ No.149 水の記憶:1 画 題:水の記憶:1(みずのきおく:1) 英語表記:Memory on water: 1 制作年:2019年3月4日 大きさ:910mm×1167mm(縦×横)(F50) 支持体:シナ合板4mm(パネル仕様28mm) ——画像をクリック(タップ)すると拡大します—— コンセプト: 一般的に油彩・水彩・版画などは基底材に色材をのせることで表現します。一方、この作品に使用のウッドバーニング(焼き絵)技法は木材を高熱にさらし、焦げあとの濃淡で表現します。つまりは基底材を少しずつ「焼き取り」ながら描くわけです。製材された木材とは言え、「樹木の年輪には宇宙の記憶がレコード(記録)されている」とのコンセプトを元に、記憶を画像として炙り出しています。 ◆ 本作はシナ合板を使用しています。伐採以前は「榀(シナ)の木」として大地に根を張っていたわけで、その当時の水に関する記憶を再現しました。「木自身に満ちていた水の記憶」、あるいは「遙か彼方の水源の記憶」なのかもしれません。いずれにしても豊かな水量を考えると、心の洗われるような光景が広がっているのは間違いないところです。——が、はたしてこの木が生えていた土地は、今現在も記憶のままの環境が保たれているのでしょうか? 我われ人間の役割は、美しい自然の記憶を、果てることなく更新させ続けることなのです。 裏面の表記: サイン、画題、制作年
2017年4月4日 / 最終更新日 : 2017年4月5日 ignis 2017年 No.131 Peace Seekers 画 題:Peace Seekers 制作年:2017年1月23日 大きさ:1167mm×480mm(縦×横) 支持体:シナ合板4mm(パネル仕様24mm) ——画像をクリック(タップ)すると拡大します—— コンセプト:「鳩」は平和の象徴です。それは旧約聖書のノアの方舟の物語に由来します。大洪水後に鳩を放ったところ、オリーブの葉をくわえて戻ってきました。これによりノアは水が引き始めたことを知ったのです。漂流の果てに地上へと降り立ち、ノアの一族と動物たちは大いに繁栄しました。 一方の「電灯」は灯台を表しています。しかし肝心の電球が割れてしまい、航海の安全は期待できません。 転じて、平和へ導くべき灯台(国家)が役割を果たせなくなり、鳩(国民)が自ら平和を探しに行くといった意味合いになります。タイトルの「Peace Seekers」は「平和の探索者たち」です。 裏面の表記: サイン、画題、制作年
2017年4月4日 / 最終更新日 : 2017年5月30日 ignis 2016年 No.129 川の流れの未来には 画 題:川の流れの未来には(かわのながれのみらいには) 英語表記:In the future of the river flow 制作年:2016年10月21日 大きさ:1167mm×910mm(縦×横)(F50) 支持体:椛合板3mm(パネル仕様26mm) ——画像をクリック(タップ)すると拡大します—— コンセプト:人間の生み出した廃棄物も、動物にとっては自然の一部。命を縮める危険物や毒物であろうと動物には分からない。人間の勝手気ままを受け入れるしかないのだ。しかし加害者であるはずの人間もまた動物の一種であるのは皮肉である。 さて、明るく開けた未来を迎える鍵は何であろうか? その鍵はひとつだけではないはずだ。我々は深く考えなければならない…。 (川に打ち棄てられた椅子は、万物の頂点に立つはずの人間の座。フクロウは未来を憂(うれ)えているのだろうか?) 裏面の表記: サイン、画題、制作年
2017年4月4日 / 最終更新日 : 2017年10月16日 ignis ・コンテスト No.127 草海原の未来には 画 題:草海原の未来には(くさうなばらのみらいには) ・公募「日本の絵画2016」入選 ・第43回「東京展」優秀賞 制作年:2016年7月15日 大きさ:1167mm×1167mm(縦×横)(S50) 支持体:シナ合板4mm(パネル仕様27mm) ——画像をクリック(タップ)すると拡大します—— コンセプト:人間の生み出した廃棄物も、動物にとっては自然の一部。命を縮める危険物や毒物であろうと動物には分からない。人間の勝手気ままを受け入れるしかないのだ。しかし加害者であるはずの人間もまた動物の一種であるのは皮肉である。 さて、明るく開けた未来を迎える鍵は何であろうか? その鍵はひとつだけではないはずだ。我々は深く考えなければならない…。 (草原(くさはら)は荒海。長椅子は船。子供は無邪気に爪を研ぎ、父親は問題ないとばかりに寝入っている。母親は心配げな顔をふと向ける。) 裏面の表記: サイン、画題、制作年